ニードルパンチの基本
各ショットごとに細かく説明しています。動画も確認してみてくださいね!
まず、土台布を用意しましょう!

枠より左右3cmくらい余裕を持たせて切ります。

ニードルパンチ用の布はほつれやすい特徴がありますので、抜いた線をガイドに木工ボンドを薄く塗り、ほつれ止めをします。

線の両側に塗ると、次に使う際も安心です。

線に沿って切ります。

枠にセットする時は、押してパチッとはまるくらにして張ると、綺麗に張れます。

枠を裏返して、布目を見ながら引くと張りやすいです。

大きくてつまみやすいですので、しっかりと締めましょう。

縦横の目が綺麗に揃って、しっかりと張れました。
5種類のニードルでハートを刺してみましょう!

ループは布目に挟まっているだけです。ニードルで押し出した分がループになります。

ニードル別に使える毛糸が変わってきます。

アジャスタなしタイプのニードルは長さ別に本数を揃えます。

毛糸の太さが変わると、毛糸の「点」の大きさが変わります。

ループの高さは、ニードルの長さで変えていきます。

「点の大きさ」と「ループの高さ」が変わると、同じハートでも違う雰囲気になります。
では中細毛糸ニードルで刺してみましょう!

ネジ式で、無段階に針の長さを変えることができます。

小さいですが、この窓にもしっかりと毛糸を通します。通しませんとループができていきません。

窓から筒の中へ糸通しを通して、お尻へ出します。

糸通しの輪へ毛糸を通して…

引き抜くと、窓まで一気に毛糸が通ります。

刺すときは根元までしっかり刺します。

上げるときは、ニードルの長さ分しかあげません。これ以上あげますと、布の上で毛糸がたわんでしまします。

刺すときは根元までしっかりと刺します。こうすることで、いつも同じ長さだけ毛糸が下へ送られ、ループの長さが同じになります。

ニードルはカットしてある方を前に、右から左へと進みます。 その向きにネジが来るようにしておくとわかりやすいですね!

毛糸の太さくらいの間隔をあけて刺していくといいでしょう。

モチーフの場合は、輪郭から刺すと、綺麗に仕上がります。

やり直しは、毛糸を引っ張って抜くだけです。

抜いたら、布目が広がっていますので、アイスの棒などで布目を動かして整えます。

休むときは、ループが抜けないように押さえて、糸を伸ばします。

まわりから1列づつ、真ん中へ向かって刺していきます。

最後は糸を伸ばし、少し残して切ります。

綺麗な点で埋め尽くされました。中細毛糸ですので、点々が小さいですね!
合太〜並太毛糸ニードル No.3 で刺してみます
< Syujichi Banong No.3 … 針先2.5cm >

Syujichi Banong は合太〜並太毛糸対応のニードルです。

糸外れ防止用の輪ですので、外れない毛糸であれば、通さなくても大丈夫です。細めの毛糸の時に通します。

まだスリットへは通さず、針の窓へ通します。

毛糸を押さえて、スリットに沿わせます。

毛糸を引いてスリットへ埋め込むように入れていきます。数回毛糸を引き戻しするといいでしょう。

刺すときは根元までしっかり刺します。

上げるときは針の長さ分、針のカットされている方向が前で、どのニードルも変わりません。

毛糸の太さ分くらいの間隔で刺します。使用している毛糸は、ニードルパンチヤーン(並太)です。

周りから中へ向かって刺します。

時々、刺し上がりを確認しながら進めます。

ループを押さえて糸を長く出し、少し残して切ります。

No.3は一番短いニードルで低めのループができます。輪郭や柄がはっきりと表現されます。
合太〜並太毛糸ニードル No.5 で刺してみます
< Syujichi Banong No.5 … 針先3.0cm >

No.5はNo.3よりも、少し長めのニードルとなります。

ダイソーのアクリル並太毛糸で刺してみましょう。同じ並太毛糸でも、ニードルパンチヤーン並太より少し太いので、No.3だとループが残らないことがありますのでNo.5で。


同じ並太毛糸でも、ダイソーアクリル並太は、ニードルパンチヤーン並太より少し太いので点が大きく表現されています。

毛糸の密度や量が違うと、ボユーム感も変わります。
合太〜並太毛糸ニードル No.6 で刺してみます
< Syujichi Banong No.6 … 針先3.5cm >

Syujichi Banongの中でもNo.6は長めのニードル。 針先は3.5cmです。

毛糸を送り出した、ほぼ半分の高さがループの高さとなります。

ニードルパンチヤーン並太です。毛糸の太さくらいのピッチで刺しています。

ふんわりしたループができています。ループの輪が上の方で広がりますので、図案よりもひと回り大きい感じになります。

裏のステッチ面を見る限りは全部同じ大きさ、同じ印象ですが…。

ループ面をみると、毛糸の太さ、ループの高さによって、ハートの大きさが随分変わって見えます。

ループが低いと柄はこじんまりしますが、ループが高いと、かなりボリューミーになります。
並太〜極太毛糸ニードルで刺してみましょう

並太〜極太毛糸用ニードルは、一番使い勝手の良いニードルです。並太毛糸1本どり、2本どり、極太毛糸と、3種類さすことができ、アジャスタも付いています。

内バネ式ですので、針を回して外し、アジャスタの長さを変えていきます。

まずは真ん中くらいの長さで初めてみるといいと思います。

糸通しを、先端の窓から筒を通してお尻へだします。

輪に毛糸を引っ掛けます。

一度で窓まで通せますので、糸通しは窓から入れた方が早いですね!


針のカットしてある方を前にして進みます。

根元までしっかり刺して、ループの高さを均一にします。

極太も毛糸の太さくらいを目安に刺す間隔を取ります。

赤の中細毛糸に比べて、極太は非常にパンチ数が少ないですね!

手数が少ないですが、面はしっかりと埋まっています。大きめ作品は疲れますので極太がいいですね。

ニードルパンチヤーン並太の2本どりも、極太毛糸と同じように早く刺し上がります。

並太毛糸ですが、2本どりですので、少し間隔を広くとります。

2本を置いた幅よりも少し狭く間隔をとりましょう。

2本取りは、毛糸の点を細かく表現できて、しかも手数を少なくすることができます。

同じ図案を使って、毛糸を変えるだけで雰囲気の違う6種類のハートが出来上がります。
ループ面を作品にする場合は、
柄を反転させてトレースします。
ループ面を作品にする場合は(裏にループができていきますので)刺している面とは
向きが逆になります。逆になっては困る図案は、反転させてトレースします。
布の裏に図案を当てて、窓などの光に当てて写しますので、図案を裏返して写すと
簡単ですね! 裏返しても線が見えるようにするために、図案は黒のマジックで
しっかり書くといいでしょう。

